活動日誌 - かず

かず

プロフィール
名前かず(いわた かずあき)
出身地東京
移住年2018
職業農家
かず
この人のFacebookをチェック
最近の活動日誌

馬とともに米づくり

今年も各地で集中豪雨が発生し、不安定な天気が心配になるこの頃です。

 

森のうまごやへ向かう道は昨年の豪雨で壊れてしまい、
毎日、砂利を運んだ夏を思い出します。

 

大雨が来る前に、畑の溝を掘ったり道を直したりしました。

不耕起栽培している森の畑では、
草が土を覆って、斜面でも土が流されにくくなっていました。

 

 

自然栽培のお米づくりは、苗づくりと並行して、田んぼの準備を進めてきました。
今回は馬の耕太郎と福之助とともに耕作する、馬耕のお米づくりを紹介します。

 

 

 

まず初めは、田おこし。

犂(すき)という昔の道具を引っ張れるようにして、
スコップのような刃先を土に入れて掘り起こしていきます。

耕太郎をゆっくり歩かせながら、深く土に入らないように注意しながら進めます。

 

一定に浅く掘るのは、意外と難しい。

 

 

 

大きな石にぶつかって、犂が折れてしまうこともあります。

そうでなくても刃先は消耗品。すり減って使えなくなってしまっていました。

 

そこで、智頭の鍛冶屋さんにお願いして刃先を作ってもらいました。
今となっては、これを作ってくれる人はなかなかいません。

 

(もし犂が蔵に残ってるという方がいましたら、譲っていただけると助かります。)

 

 

 

耕太郎は朝から放牧してしっかり草を食べさせ、
午後になると田んぼに歩いて連れていきます。

一列づつ、まっすぐ耕していくことを繰り返し、一枚の田んぼが終わるころには夕方。

まっくらになってしまう前に、小屋へ帰り着くという感じです。

 

土は反転して塊のままなので、次は砕土機というもので、
ある程度に細かくして水に混ざりやすくしていきます。
田んぼの土に隠れていた根っこがいっぱい出てきました。

 

 

 

水を入れると、次は代掻きが始まります。
はじめは荒く水と混ぜ合わせるように犂を使います。

 

 

 

次は砕土機(さいどき)で、さらに混ぜていきます。
子どもたちに砕土機にのって手伝ってもらいます。

 

 

 

その後は、馬鍬(まんが)を使って代掻きです。
水の量を少なめにして、ゆっくりと歩きを確かめながら始めます。

はじめは大きく回って、後半はらせん状に何度も回ります。

 

次第に土がフワフワ浮いてきてトロトロになってきます。
何度も代掻きをやることで、田んぼの水持ちが良くなります。

 

 

 

田んぼが平らな水平面になるように、馬鍬で土を寄せていきます。
水をヒタヒタに入れて水平を確認していきます。

近所の方がレーキを貸してくださいました。最後はレーキを引いて小さな凸凹をなくします。

 

 

 

こうして田植えできることまできました。

5年も耕してなかった放棄地は、根は張って石もゴロゴロ出てきますが、
丁寧に起こして直せば、まだまだ使えます。

 

 

 

馬は水の中でも機動性が高く、代掻きが効率的。いい感じに仕上がります。
土を深く練ってしまったり、土を重く固めてしまうこともありません。

 

そして、生き物と息を合わせて作業するということ、
忘れられてしまった動物的な感覚というのがあるんです。

 

何よりも馬耕は化石燃料を使わない、

未来においても持続性や自給力のある農作業です。

これまで経済優先の社会が見過ごしてきたことがあるのではないか、

手間をかけてでも続けていく意味があるものだと思っています。

 

PC表示
スマートフォン表示
Top