活動日誌 - かず

かず

プロフィール
名前かず(いわた かずあき)
出身地東京
移住年2018
職業農家
かず
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最近の活動日誌

作業によって築くもの

今年も桜の咲き始める頃、森のうまごやでは馬耕を始めました。

 

 

馬の福之助は去年、耕太郎が馬耕をしている姿を横で見ていました。

 

福之助はカルチベータ(爪で土の表面をひっかく道具)を引く作業は慣れてきましたが、

土を起こすところから代かきまでの一連の田んぼ作業をしたことがありません。

 

 

 

 

 

ちょっとしたことのように見えても、

彼らにとっては大いに問題になることがあります。

 

 

土を起こす犂(すき)を引くと根や石にぶつかってビックリしたり、

道具が擦れるわずかな音に反応したり、

歩きにくいデコボコの土の上を歩くことにも慣れていく必要があります。

 

 

 

昨年、耕太郎が耕してくれた田んぼは土が軟らかくなっているので、

まずはそこから始めることにしました。

 

 

まずは浅く土を起こしていき、初めてのことに反応をみます。

 

 

 

はじめは落ち着かず、すぐ立ち止まって草を食べはじめてしまいます。

安心させるように根気強く声をかけ続け、歩くことに集中します。

 

 

 

慣れてきたところで、深めに土を耕す道具に変えてみると、

福之助は思ったより安定して力強く引きはじめました。

 

 

 

こんなに耕し易いものなのか、

犂を落ち着いて持つことができ、

ゆっくり歩いてくれる福之助が頼もしくなってきました。

 

 

犂を持つ子ども達も上達していきます。

 

 

 

 

次は水に入って土を起こしていきます。

 

 

 

すんなり水の中に入っていくものの、歩きにくい水の中は落ち着きません。

耕して溝になっているラインを歩き、隣の土を耕します。

 

 

 

 

 

毎日のように昼過ぎから日暮れまで歩き続け、

春から初めて代かきが終わる頃には、

福之助の反応の速さと集中力の高まりを感じるようになりました。

 

 

反応を見ながらの繰り返し作業によって意思が伝わり、

お互いに信頼できるようになっていきます。

 

 

言葉に頼りがちな人とヒトとの関係でも築きたいものです。

 

 

福之助さん、お疲れ様でした。

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